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…1…



 ―由奈、バレンタインは何あげるの?
 「バレンタイン?」
 ―もしかして、忘れてたの?
 「・・・・・・。」
 ―由奈、忙しいのはわかるけど、こーゆーイベントって大事だよ。
  特にあんたたちみたいな関係の場合・・・。
  いくら相手が遥くんでも、時々は意思表示しなきゃ!
 「わかった。心配してくれてありがと。」


 数分前、智菜からかかってきた電話で、私は幼い頃のことを思い出していた。

 あれは、私が幼稚園の年長さんの頃・・・・・・。





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